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あなたの欲求は、どの段階にありますか?

アンカー 1
マズローの六段階欲求

時代は今、大きな「転換期」に入ろうとしています。
 

このピラミッドの図は、アメリカの著名な心理学者マズロー博士が発表した「欲求段階説」です。人間も動物ですので、まず生命を維持しなければなりません。「生理的欲求」がある程度満たされると、次は安全な場所を確保しようとし、「安全の欲求」が満たされると、どこかに所属しようとします。そうやって人間の欲求は一段ずつ上がっていくという理論です。もしあなたが何かに苦悩されているのなら、きっとこのピラミッドのどこかにその原因を見つけるかもしれません。


しかし時代も移り変わり、この理論も崩れつつあります。なぜなら“段階的に”ではなく、一気に頂上の「自己超越の欲求」へたどり着く人が世界中で続々と現れているからです。さてなぜ今そのような現象が起こっているのでしょうか・・

「私」の正体

そもそも、なぜ人間には「自己超越の欲求」が備わっているでしょうか?その謎を解くためには、ある衝撃的な事実を受け入れる必要があります。

 

それは、「個人は存在していない」という事実です。人類の祖先には、自我がなく本能的な反応で生存していました。また身体的能力も低く、脆弱であったため非常に短命だったのです。それから何百万年という進化のプロセスを経て、脳が発達し、ついに「私」という概念(機能)を生みだしました。「人類」が誕生した瞬間です。

「私」(自己)は、脳が自己防衛のために創り出した“メカニズム”です。体自身が「この体は“私”である」と思い込むことによって、独自の社会と文明を形成し、生き延びようと試みました。そしてそのチャレンジは、ある程度成功したといえるでしょう。「私」のおかげで人類は高度な文明を育み、科学や医学は発展し寿命は劇的に伸びていきました。

ただし「もはや人類に敵なし!」・・というわけにはいかなかったのです。

本当の自分

光と影・・「私」に苦悩する私たち

本当の自分

光と影が同時に存在するように「私」は諸刃の剣です。「私」と「私以外」、比較と競争が激化することによって、権力と富が一部に集中し、飽食と餓死が隣り合わせになりました。また利益最優先主義は、原発や核兵器、ガンなどの脅威を生みだしたのです。そして一部の「私」は、自分を否定し心を病んだり、「私以外」を攻撃し死に追いやったりと・・様々な不具合(バグ)が世界中で発生しています。

 

「私」(自己)は人類の進化発展に貢献してきましたが、その尽きることがない貪欲さ(欲望)に、いよいよ追い詰められているわけです。さてこの先にどのような未来が待っているのでしょうか。「私」はバージョンアップし、さらに人類は進化していくのか、それともこのまま自滅の道を突き進んでいくのでしょうか・・・

時代は「私」から“世界”へ

AI(人工知能)に頼り切った人類は、やがてAIに支配され滅びていく・・そんなSF映画がありましたが、今まさに同じようなことが起こっています。「本当の自分に会いたい」「本当の事を知りたい」そのような欲求を持つ人が急増しているのは、人類がさらなる進化をはじめたというサインだといえます。セミが羽化するように、「私」という窮屈で狭い殻を抜け出して、意識は“私たち”へと変容をはじめています。私ひとりが幸せになることはできない、そのシンプルな事実にようやく気づきはじめたわけです。

悟り

自己超越ゲームの目的

幸せになりたい
幸せな子供たち

幸せになるためには、願望を実現しなければならない、そのためには努力が必要だ!・・この観念は実にパワフルな自己暗示であり、「私」を分離世界につなぎとめる強力な“重力”です。あなたの体は、自分に様々な欲求や課題を与えることで、至福を感じないように“自己抑制”しています。問題をクリアすれば報酬として、しばしの幸福感を与える・・それが人類の戦術でした。

足りない・・だから懸命に努力しなければいけない。それはまるで腹を空かせた馬が目の前にぶら下げたニンジンに向かって全力で走っているようなものです。そうやって人類はここまで発展してきたわけです。

しかしこのやり方はもはや時代遅れになりつつあります。断捨離、ミニマリスト、マインドフルネス、悟り、断食など、幸せを感じるために何かを手に入れる必要はなかった・・そのことに気づき出した人たちが急速に増えつつあります。


そしてその人たちが最終的に行き着くのが、“自己超越による幸福感”です。「すべては自分の中にある。本当の自分は“至福”そのものだった」・・その真実の中で生きることが、この「自己超越ゲーム」の目的です。

>> 「ゲームの概要」
 

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